Copacabana

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夕べ広場に集まっていた人たちが今度はビーチに集まっているわけではないとはわかっているけれども、土曜日の朝早くから人々はビーチに集まってきていた。ビーチと歩道の間には海の家のような簡単なレストランが並んでいる。前日のものか今日の仕込みに使ったものかはわからないけれど、店の裏手にはジュースを絞り終わったココナッツの実が山になっている。シャワー施設のついたトイレが一定間隔でビーチの地下に設置されている。吹けば飛ぶような簾で作られた海の家や簡易トイレが並ぶ日本のビーチが悲しくなるくらい、ここはビーチで遊ぶための機能が充実している。カリオカの遊び上手とはこういうことなのだろうか。

コパカバーナビーチをイパネマビーチに向かって歩いた先にドリバル・カイミのブロンズがあると聞いて、散歩がてらビーチに降りて波打ち際を歩いてみた。砂は真っ白でなんとなく湿気を感じない。海水はぬるくて気持ちがよかった。
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片道2車線(3車線?!)はある広い道路は中央分離帯があるだけでなく、ビーチ側には歩道とは別に自転車・ジョギングレーン。その横にはレストランやシャワー付きトイレが並んでいて、そしてそこを降りるとやっとビーチにたどりつく。反対の陸地側は道路のすぐ横が駐車スペースになっている。そしてその横に広い歩道、建物と続く。
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ビーチの歩道には波をデフォルメしたようなモザイクが全面に施されている。これはコパカバーナビーチの模様。コパカバーナ地区にあって日本人には有名な音楽ショップbossa nova & companhiaのロゴマークにもなっている。
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岬を隔てた向こう側にあるイパネマビーチのモザイクはこんな模様になっている。この模様は街のあちこちで見かけられる。
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Feira de São Cristovão

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ブラジルではブッフェスタイルの「ポルキロ」と呼ばれるレストランにたくさん行ったが、旅先で食べられそうなものを食べられそうな分だけ選べるのはとても便利だった。口に合えばお代りすればいいし、仲間と少しずつ分けて味見をするのも楽しい。色々な肉の煮込みや見たこともない野菜や果物を少しずつ皿にとって食べていると、シュハスコの大きな串を持った店員が回ってくる。カピパラの肉を試しに食べて見ると脂っぽいがなかなか美味しい。焼きとん屋で焼いて出してくれる脂身のもう少しやわらかい感じ、と言ったらいいだろうか?あとでカピパラはネズミの仲間だと聞いてちょっと閉口したけれど、旅の思い出にはなった。
カシューナッツジュースというのものちょっと試した。ソーダタイプのもののほうが飲みやすいのだそうだが、あいにく店にはなかった。ブラジルに行ったら試しに飲んでみることをお勧めする。
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ここは、飲食店から衣料品、CDショップ、食糧品から土産物屋までそろったテーマパークのような所で、中央の広場では中年のミュージシャンが演奏していた。周りには聞くでもなく聞かないでもなく、通りすぎる人や、時々立ち止まって聞いている人やチップを渡す人がまばらに散らばっていた。少し離れた場所でサッシペレレそっくりのおじさんがサッシペレレのパフォーマンス(と言ってもその格好でじっとしているだけだけれども)をしている。チップをあげたりするとたまに微笑んでくれるようだった。この人は本物のサッシペレレ同様片足がなかった。
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会場の奥にはゴールデン街のような小さな店がたくさんあって、カラオケマシンを備えた店では店の奥にあるカラオケマシンの前でマイケルジャクソンになりきったお客が店の外に向かってパフォーマンスしていた。吹き出しそうになるのをこらえて、でも目はマイケルにくぎ付けになっていたら前から来たご婦人とぶつかってしまった。恐縮して誤ると隣にいた旦那のほうが笑顔で「大丈夫?」と声をかけてくれた。
会場の四方にはトイレがあるはずなのだが探してもなかなか見つからない。近くの店員に尋ねると「ついてこい」とどんどん歩いていく。黙って付いていくとどこかのレストランに入って行って店員と何か話してから笑顔で出て行った。レストランの店員は「こっちこっち」とトイレに連れて行ってくれた。これがブラジルのトイレ事情か、となんとなく納得した。
それにしても一体みんないつ寝るのだろうか?11時半から始まるライブを観る予定できたのだけれど、いつまでたってもライブが始まる様子はない。人々はまだ音響チェック中のステージの前でスピーカーから流れる音楽に合わせてダンスを踊ったりしている。ステージ上ではなぜか音がうまく出ないらしく、さっきからずっと同じようなことをやっている。
会場近くのレストランやバーにはいつの間にか人がたくさん入り始めていて、通路にもいつどこからやってきたのか驚くくらいの人が次から次へとやってくる。こんな時間からたっぷり食事をしている人もいる。若いカップルもいれば年配のカップルもいる。家族連れもいる。目の前には酔っ払って消火栓を開けようとしている男がいた。本当にやりそうだったから服が濡れないといいなと覚悟はしていた。
やがてライブが始まる頃には、さっき人々が踊っていた場所は黒山の人だかり。何とか音が出るようになったスピーカーからは大音響でダンスミュージックのような音楽が鳴り響いている。ステージでは男性ボーカリストが踊りながら歌い、バックで若い女性ダンサーが数名踊っていた。
“Japanese people go to bed early!!”― New Yorkで知り合ったミュージシャンにそう言われて良くからかわれたけれど、カピパラもカシューナッツも食べ慣れない東洋人には無理なのかもしれないと少しだけ思った。
Feira de São Cristovão
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Lapa

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チェックインを済ませてホテルでシャワーを浴びてから、周辺を散歩した。地元の人でもスリや強盗に遭うから、間違っても人通りの少ないところへは行くな、1人で行動するな、というわけで、ツアーで同室のSさんと2人で恐る恐るの外出だ。
郷に入っては郷に従え。スーパーマーケットを見つけると、水とビーチサンダルを購入した。なるべく現地の人と似たような格好をするのもポイントと教えられていたのもあるが、暑い場所で早く気楽な恰好になりたかった。
レジでは以外にも英語が通じた。これ以降、無理なポルトガル語を話すのはあきらめて、堂々と英語で話した。実はこれは、成田に向かうバスで運転手にあたりまえのように英語で話しかけていた英語圏の男性の真似だ。なんでもいいから堂々とあたりまえのように話せば、大体通じるものだ、とその時思ったのだ。
夜は買ったばかりのビーチサンダルに履き替えて、Lapa地区のバーで女性のサンバ歌手Joyce Cândidoの演奏を聞いた。室内の一番奥がステージになっているがその後ろは全部大きな窓で、しかもガラスが入っていなかった。ステージの後ろは道路になっていて、そこを走るバスや、向こう側の建物に暮らす人の様子が見えた。通りを歩く人の中には窓枠に頬杖をついて演奏を聴いている人もいる。何とも開放的。
Joyceの歌うサンバは有名なものばかりなのか、知っているメロディーの曲がいくつもあった。明るくのびやかな声は、初めてのブラジルでの夜にぴったりだった。
ステージの後ろの窓から彼女の知り合いが、たまたま通りがかったのか窓枠に頬杖をついて聞いていた。彼女は表に回ってステージに来てと言っているようだった。男性はボーカリストのようだった。しかし彼は遠慮しているのかその場を離れず、結局彼女がマイクを渡して、ステージの後ろの窓の向こうから1曲歌ってくれた。
ライブステージ側のスペースにはまだお客は少なく、外のテラスで食事をとっている人が多かった。
夜はこれから、といった雰囲気だった。

Rio

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リオは晴天だった。

出発前は、長いフライトでそのまま旅行を続けられないくらい疲れるのではないかと心配していたが、疲労は思ったほどではなかった。飛行機の中でも案外退屈しなかったし、ヒューストンの空港で買った機内用ブランケットのお陰でリオまでのフライトではそこそこ眠れた(もっとも帰りはいつまでたっても海の上を飛んでいるので途中で泣き出しそうになったけれど)。
リオの空港は思ったよりもこじんまりとしていて、これでワールドカップやオリンピックの海外観光客をどうやって迎えるのかと心配になった。まだ工事中の箇所もたくさんあった。
出迎えのバスに乗り込んで空港から市内へ向かう。幹線道路をおりて市街地へ入ると、道路はどこもデコボコしていた。体のラインがでるTシャツやタンクトップ、パンツスタイルに、気軽なサンダルなどの服装が多い。日本人が好きなチュニックとか、ストレートのジーンズをはいてる人はあまり見かけない。もちろん革靴やパンプスも見かけない。ブーツなどもってのほかだ。
ホテルへチェックインする前にポンジアスーカルへ行った。高台からは海とリオの街とその向こうの山々が一望できた。日向はとても暑かったけれど木陰で風に吹かれているととても気持ちがいい。入り江の水面がきらきらと輝いていた。
展望スペースにはお土産屋さんがあった。質のいい品物が多く、一般的なブラジルの郷土人形もここのはしゃれたセンスを醸し出していて、買うか買うまいか迷ったけれど結局買わなかった。いつの間にか刷り込まれた「お土産は旅の最後に買う」という概念が邪魔をした。
旅の最後まで、そして帰国してからも、あそこで買い物をしなったことを後悔している。